
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン。
中世ドイツの修道女であり、薬草学の祖とも言われる彼女は、修道院の畑に生える薬草や食物を使って、病を抱えたたくさんの人たちを治してきました。
医療が発達していない中世において彼女の活動は大変重宝され、その知識は現代に至るまで引き継がれています。
今回はそんな聖ヒルデガルトのクッキーレシピを紹介します。
効能
食べるとフワフワと気分が高揚してくる魅惑のクッキーです。
このクッキー、いろいろとスパイスが入っていて大変美味しく、それゆえに食べた人から「もしかしてヤバイの入ってる?」と言われるほど。
このクッキーは五感の働き(=はっきりとした視覚、すぐれた聴覚、鋭敏な味覚と嗅覚、敏感な触覚の五感の優美な相互作用)を強化し、老化のスピードを遅らせます。
また、ニコニコした顔の表情を生み、精神を明るくし、重たい気持ちを軽くし、知性をにじみ出させます。
聖ヒルデガルトの治療学
ものすごく良さそうです。
神経系に効くクッキーのため、ヒルデガルトいわく適量は1日3〜5枚だそうです。(クッキーのサイズにもよりますが・・・)
では作り方を紹介します。
作り方
※直径5cmほどのクッキーが80枚ほどの量ができるレシピです
・卵1個
・きび砂糖 1.5カップ
・バター 170g
★スペルト小麦(薄力粉でも可)3カップ
★ベーキングパウダー 小さじ2
★塩 小さじ1/4
★シナモン 小さじ1強
★ナツメグ 小さじ1強
★クローブ 小さじ1/4
※カップは200ccを目安に、すりきりではなく山盛りのイメージ
※スペルト小麦は品種改良されていない古代小麦の一種で、ヒルデガルト曰く最も健康によい穀物とのことです。ネット注文で1kg1,400円ほどで購入できます。

作り方
① バターときび砂糖をふんわりしたクリーム状になるまで泡立てる
② そこに泡だてた卵を加えて混ぜる
③ 残りの粉類(★:上記材料参照)をふるいにかけながら②に加え、よく練ってまとめる
④ 生地を筒状にしてラップに包み冷蔵庫で冷やす

⑤ 生地が固まったら薄く(5mmほど)スライスしてオーブンで約195℃で数分焼く
※こんがりと焼けたらOKです。
オーブンの種類や形状によって焼きあがる時間が異なりますので、ご家庭のオーブンに合わせて時間を調整してみてください

お皿に飾って出来上がり!

ちょっとお腹が空いた時のために空の缶に入れてと・・・

なんてやっても開けたが最後、全部食べきってしまうまでやめられません。
おそろしや、魅惑のクッキー・・・!
今回の記事はこちらの本を参照しています。
「聖ヒルデガルトの治療学」

今回は五感の働き強化&アンチエイジングに効く?ちょっと変わったクッキーを紹介しました。
市販では感じられない魅惑の味です。ぜひ一度作って食べてみてください。
次回もお楽しみに!