【まるで芸術品!】自由が丘の老舗パティスリー「パリ・セヴェイユ」のケーキを食べてみる

こんにちは。美しいケーキの糖分はノーカウント、ごろ寝っくまです。

たくさんのケーキ屋やカフェが点在する自由が丘。

そんな自由が丘の中でも「人気ナンバーワン」との呼び声の高い老舗パティスリー「パリ・セヴェイユ」を今回はご紹介したいと思います!

パリ・セヴェイユのご紹介

東急東横線自由が丘駅から徒歩3分ほどのところにあるこちらのお店。

美容院の入っているビルの1Fにあります

このシックな店構え!ここだけ異国の雰囲気が漂っているようです。

店内にはガラスケースに並ぶケーキのほか、焼き菓子、ジャムやチョコレート、パンも販売しています。

パンも美味しいらしいです

大変な人気店のため、休日などは入店しきれず人だかりが出来るほど。

ゆっくり選ぶなら平日の午前中が狙い目です。

イートインしてみる

店内にはイートインスペースがあり、飲み物とともにケーキを楽しむことができます。

カウンターでイートインの旨を伝えると、メニューを渡されます。メニューはコーヒーラテハーブティーフルーツジュース、さらにはシードルなどなかなかの充実ぶり。

席は2人がけのテーブルが10個ほどのスペースです。

店内は洗練されたフランスチックな空間。お洒落さとあたたかみが両立していて居心地がよいです。

アンティーク調のキャビネットの上には焼き菓子やチョコレートがディスプレイされています。

お水とおしぼりをもらった後、ほどなくして注文した品が運ばれて来ました!

ケーキとハーブティーで1,420円(税込)
ジヴェルニー(670円)

冷凍ではなく“生”のラズベリーが贅沢に使われています。断面がみずみずしくてとても綺麗です。

日常でそれほどケーキを食べる機会のない私、ひとくち食べると、一度にいろいろな味が押し寄せてきて驚きました。

クリームチーズの淡くやわらかな口あたり、それをキュッと締めて鮮やかに香るラズベリー、サクサクで何やら大変美味しい味のするタルト生地。

視界から景色が消えて夢中で食べてしまいました。

美味しいものを食べると余韻がすごいですよね。

これが本場フランスの味・・・(知らないけど)。

このジヴェルニーとリンデンのハーブティー、それにテイクアウト用に買ったオペラというケーキで、占めて2,030円(税込)でした。

テイクアウトでも

小一時間ほど自由が丘をぶらぶらして帰宅。

持ち帰りの際けっこう揺らしてしまったのですが、テープでしっかり留めて箱詰めされていたので、大変綺麗な状態が保たれていました。

オペラ 610円(税込)

断面がこれまた芸術的!

スポンジに染みたコーヒーがじゅわり…。ほのかな洋酒のかおりと、パリパリチョコ、スポンジ、クリーム、表面のやわらかなチョコのハーモニーよ!!

ああ…生まれてきて良かった…!

と、こちらも格別な美味しさでした。

オペラの断面

少々値は張っても(一つ600円は超える)、ケーキで感動できるなら食べる価値アリだと思います。

店主の現在

店主の金子美明さんは、現在なんとフランスヴェルサイユでお店をしており、自由が丘のお店にはいらっしゃらないそうです。

金子美明さん
参照元:フランスをもっと楽しむOvni navi

中学生の頃に書店で見つけたパリの美しいお菓子の数々に魅せられパティスリーを志したという金子さん。

日本で修行を積み、渡仏してパリのパティスリーで働くも、経済的な理由から4年で日本に帰らざるをえなくなります。

帰国後、夢を胸に秘めたまま2003年にオープンしたのが自由が丘の「パリ・セヴェイユ」です。

そして10年後、全国的な人気店に成長し従業員も抱える立場になったころ、「今やらないともうチャンスは訪れない」と決心し、ふたたびパリで店を持つ計画を進め、最終的に理想的な物件に出会ったのがパリより郊外のヴェルサイユだったとのことです。

ヴェルサイユのお店外観
引用元:https://ameblo.jp/atelier-de-saya/entry-12268823177.html

雄鶏の鳴き声」という意味の店、Au Chant du Coq は、地元の人から愛される地元密着型パティスリー。

お客さんは店主が日本人だと知らずに買いに来ている人もいるそうです。

引用元:https://www.picuki.com/profile/all_food_s2

自由が丘の「パリ・セヴェイユ」は金子さんが少年時代からの夢を叶える途中で生まれたお店なんですね〜。

店名の由来

ケーキの一つ一つに丸いタグのようなものが載せてあるのですが、それにはこう書いてあります。

Il est cinq heures. Paris s'éveille.

5時です。パリが目覚める。

後半の「パリが目覚める」の部分は店名と同じですが、「5時です」とは一体?

何のことか不明だったのですが、調べてみると、そのようなタイトルの歌が存在していました。

Il est 5 heures, Paris s'éveille
ジャック・デュトロン

歌詞を見ると、朝5時の人々がまだ活動を始める前のパリの様子を表現している歌のようです。

こちらの記事に分かりやすい訳があったのでどうぞ。 👉<朝倉ノニーの歌物語>

このタイトルを店に冠した金子さんは、いつかパリで自分のお店を持つという夢を自由が丘のお店に託したのかなー、なんて勝手に想像したりします。

10年後、自由が丘のお店を育て上げ、パリではなくヴェルサイユで夢を叶えたというのがまた素敵ですね。

そんなストーリーも心に留めながら、日本の自由が丘でフランスの味を堪能してみてはいかがでしょうか。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた〜!

店舗情報

パティスリー・パリセヴェイユ (patisserie Paris S'eveille)

住所:東京都目黒区自由が丘2-14-5 館山ビル 1F
予約・問合せ:03-5731-3230
営業時間:10:00~20:00、日曜営業
定休日:不定休


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